歯の黄ばみについて
「芸能人は歯が命」というキャッチフレーズは、そのインパクトの強さから日本中に広まっていきました。芸能人のような美しく白い歯に多くの人が憧れ、歯のケアに取り組む方も増えました。中でも歯の黄ばみは、歯のケアを行う上で避けては通れない問題と言えます。
歯が黄ばむ原因
歯が黄ばむ原因として外側から歯の色を変える「着色」と、内側から色を変える「変色」に大きく分けることができます。
【着色】
歯の最表層である透明のエナメル質に付く汚れをステインといい、このステインが原因で歯が黄ばみます。そして、このステインの原因となるのが、コーヒー・赤ワインなどの色が濃い飲み物や紅茶・ウーロン茶などのお茶類、カレー・チョコレート・ケチャップ・ブルーベリーなどの食品です。また、タバコのヤニも原因の一つです。
【変色】
変色はエナメル質に囲まれた象牙質の色が変わることを言います。象牙質の色が変わる原因としてまず、加齢が挙げられます。加齢によって象牙質の色が濃くなると同時に、エナメル質が薄くなっていき、余計に歯が黄ばんで見えてしまうのです。
他には、テトラサイクリン系抗生物質によって、象牙質または歯全体が変色してしまうことがあります。
歯の黄ばみを予防する
着色は自分の力である程度防ぐことが可能です。基本的なことではありますが、毎日の歯磨きをしっかりと行いましょう。飲食した後になるべく早くに歯を磨けば、汚れも比較的簡単に落とせます。
食後すぐの歯磨きはエナメル質をすり減らしてしまうので、食後すぐはうがいをしておき、30分後に歯磨きをすることをおすすめします。
また、研磨剤入りの歯磨き粉を使うとより効果的です。その際、粒子が大きいものは歯の表面を傷付ける恐れがあるので、使用頻度には注意が必要になってきます。
ただ、汚れが落としやすい着色と比べて歯の内側で起こる変色は、日常的な歯磨きではなかなか改善しません。
そのため、ホワイトニング治療などを受ける必要があります。変色による黄ばみでお悩みの場合は、歯科クリニックに相談してみましょう。
名古屋市守山区にある当歯科クリニックでは、健康な歯を手に入れるお手伝いをしております。
子供の頃から歯の健康を意識することで、歯を大切に守ることができます。
ご自身の歯についてだけでなく、お子さまの口呼吸・歯並び・噛み合わせが気になるという方もぜひご相談ください。
お子さまの健やかな成長のため、口呼吸などの問題は早めに解決することが重要です。